労働基準法違反にならないためのチェックリスト
平成29年1月
昨年の秋以降、電通、三菱電機といった著名な企業による労働基準法の違反が連日のように報道され、労務管理、遵法精神の徹底が行政より、さらに一層求められる環境になってきております。その意味で、企業側も本年は労務管理における企業ガバナンスに注力せざるを得ない状況になっているといえます。
このことを踏まえて、弊所では労働基準法で特に問題となりやすいポイントに焦点をあてて、まずは皆様がご自身で基本的な労働基準法に対する違反行為ががないかチェックできるように「労働基準法のチェックリスト」を作成しました。 労働基準法違反が特に多く見られる項目は例年決まっており、そこに沿ったリストを作成しました。
参考までに東京労働局で昨年公表した、平成27年の定期監督実施結果をご参照下さい。 報道発表資料はこちらです。報道資料のP2(表2)にもありますが、具体的に違反が多く見られたのは具体的に以下の項目です。
・労働条件の明示 (労働基準法15条)
・賃金不払い (労働基準法24条)
・労働時間 (労働基準法32条)
・割増賃金 (労働基準法37条)
2つ目の「賃金不払い」に関しては、今回の様な「定期監督」では違反件数は少ないですが、労働者からの申告により監督署が臨検を行なった場合に違反が多く見られております。
作成したチェックリストは、10項目の質問と手軽にチェックできる内容としております。項目数は少なく、基本的な項目ですが、正しく理解されていない場合は「これ何のこと?」といった疑問をお持ちになるかもしれません。 少しでも不安を感じた場合は、専門家にお尋ね下さい。もちろん弊所へ質問頂くのも構いません。お気軽にご利用下さい。
尚、これらのチェックポイントは当然労働基準法で求められる項目のほんの一部で、全てを網羅しているわけではありません。まずはここにある基本的なことを確認頂くことを目的としております。さらに詳しくチェックされたい方は別途ご相談頂き度存じます
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